ダイワの「バジャー68」は、ジグ&ワーム用ロッドとしての新しい基準を提示しています。このロッドは、かつての名竿「01BA-LTD」の遺伝子を継承しており、トーナメンターの橋本卓哉がその卓越した感度と軽さに驚きを隠せないほどでした。その系譜には、特にジグ&テキサススティックとしての愛される「02BADGER 701HFB」も含まれており、そのロッドが彼の多くのトーナメントでの成功の背後にあったことは間違いありません。
しかし、時代とともにタフな状況が増してきた今、更なる剛性が求められるようになりました。このロッドのキャスト時の特徴的なパラボリックな曲がりは、さらなる伸びを望む声が上がっていました。そのため、ダイワはオリジナルのマルチテーパーデザインを採用し、ティップ部分での繊細な感触を維持しつつ、バットセクションを3DX技術で補強しました。これにより、迅速な反発を実現し、キャストやファイト時のアシストが向上しています。
さらに、X45フルシールド技術を取り入れることで、ロッドのネジレを抑制し、キャストの精度を向上させています。メインマテリアルには、高感度を再現する「SVF COMPILE-X」を採用しており、これにより水中の微細な動きやボトムの状態を手に取るように感じられます。
バジャー68は、6ft.8in.という、先代よりも4インチ短いレングスを持つ一方、ダウンショットのロッド「ブラックジャック」と同じレングスで、パワーは半ランク上という位置付けとなっています。
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バジャー68のインプレ
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